ダイヤモンドは、原石と呼ばれるものを精細な技術で削り出して美しいジュエリーとなります。
その原石の大きさは様々ですが、これまでに発見された中で世界最大の原石が「カナリン」と呼ばれているものです。
1905年の1月に南アフリカの鉱山で発見されたもので、その鉱山の所有者の名前が由来です。
重さは621.35グラム、3106.75カラットという途轍もない大きさで、当時の英国国王エドワード7世に贈呈されました。
その後、一流のダイヤモンド研磨技術者によって9個の大粒と96個の小粒にカットされ、王室の様々な宝飾品として使われています。
この原石を現在の価値に当てはめると、およそ24億ドルともいわれており、現在も英国王室でその輝きを放っています。